講演レポート

全体報告
Teradata Universe Tokyo 2006

2006年3月10日、今年で5回目となる国内最大級のデータウェアハウス・コンファレンス、「Teradata Universe Tokyo 2006」を東京・渋谷のセルリアンタワー東急ホテルにて開催しました。当日はあいにくの天候でしたが、800人を超える来場者を迎えた会場は熱気にあふれ、コンファレンスは大盛況のうちに終了しました。

細井 英樹Peter Hand 目まぐるしく変化するビジネス環境の中で、Teradataのエンタープライズ・データウェアハウスは、企業が変化に迅速かつ柔軟に対応し、必要な人に、必要な情報を、必要なタイミングで自由自在に提供し、適切な意思決定を可能にするための重要な役割を担っています。今年のTeradata Universeでは、「Fast, Flexible, Dynamic 迅速な意思決定がビジネスを革新する。」をテーマとし、エンタープライズ・データウェアハウスによるビジネス革新が生み出す価値について、ゼネラルセッションやブレイクアウトセッション、また展示コーナーにより紹介しました。

田坂 広志 氏 日本NCR株式会社 代表取締役社長の細井英樹、および米国NCRテラデータ・ディビジョン アジア・パシフィック地区バイス・プレジデント ピーター・ハンドからの来場者へのご挨拶に続いて始まった午前のキーノートセッションでは、シンクタンク・ソフィアバンク代表で多摩大学大学院教授の田坂 広志氏より「知的プロフェッショナルの意思決定」と題する講演をいただきました。続いて、TeradataのCTO スティーブン・ブロブストが「データウェアハウスの近未来像 −その方向性と課題−」として、Teradataとエンタープライズ・データウェアハウスの最新情報、そして今後について語りました。

Stephen Brobst 午後は5つのトラックで計20のブレイクアウトセッションを開催。ユーザー企業からの導入事例発表やコンサルタントによる最新情報の紹介、そしてパートナー企業との共同ソリューションの紹介など盛りだくさんの内容となりました。また、展示コーナーでは、ビジネスパートナー各社の最新ソリューションの展示やデモが行われ、各コーナーで直接説明を受けたり、質問をする参加者の方々で賑わいました。

ゼネラルセッション

カタログコーナー

Teradata Planets
キーノートセッション2
eXtreme Data Warehousing データウェアハウスの近未来像 − その方向性と課題 −
Stephen Brobst
Chief Technology Officer
Teradata, a division of NCR

私たちはいま「リアルタイムエンタープライズ」に向かって大きくシフトしています。イベントベースの意思決定、ビジネスアクティビティのモニタリングなどが積極的に行われるようになり、しかもワールドワイドのスケールで意思決定が行われるようになります。ワールドワイドで一つの真実をベースに意思決定をするグローバルなデーウェアハウスが求められています。

近未来のデータウェアハウスは、従来のデータウェアハウスのスケールで考えるべきではありません。何百万ものユーザーがペタバイトのデータにアクセスしている状況をイメージしてください。求められるのは最高のパフォーマンスと最高のスケーラビリティ、最高の可用性であり、データの鮮度はつねに最新で、あらゆるビジネスが統合され、データは非常に詳細な最高レベルの粒度を持つ。これが究極のデータウェアハウス「エクストリーム・データウェアハウス」の姿です。

例えば、小売業におけるエクストリーム・データウェアハウスを考えてみましょう。マーケットバスケット・データに加え、すべてのショッピング体験を正確に捉える明細データを扱うようになるでしょう。空港で使われているデジタルイメージのマッチング技術を用い、買い手の特定や、商品の値段を見てどんな表情をしたかを解析できるテクノロジーもすでに存在します。価格づけや販売促進はどうなるでしょう。電子的な棚札はすでに実現されており、次世代システムでは個々の顧客に異なる価格を設定できるようになります。顧客が情報端末を商品にかざすと、自分に対する価格が表示されます。価格の差別化で個人の購買意欲に影響を与えることができます。 データウェアハウスの近未来を考えると、難しいのはテクノロジーではないことがわかります。本当に難しいのは、プライバシーの問題、正確性(データの品質、信頼性)の問題、収集したデータについてどのような権利を持つかといった資産(所有と管理)の問題、そして誰が情報にアクセスできるのかといったアクセス性の問題です。グローバルにデータウェアハウスが連携された社会では、新しいシステムが及ぼす影響について、社会全体の問題として考える必要があります。

Stephen Brobst
Stephen Brobst Chief Technology Officer Teradata, a division of NCR
ブレイクアウトセッション※各セッションをクリックすると詳細が表示されます。
■ベストプラクティス
Teradataでどのように課題を解決したかを、実践企業が語る事例紹介トラック。
■ソリューション&ストラテジー
第一線のコンサルタントが最新のIT戦略を解説するトラック。
P-06
日本NCR株式会社
金井 啓一
DWHでなく、何故エンタープライズDWHか?
− その価値と成功へのKSF
P-09
イオン株式会社 
尾辻 伸明 氏
世界に通用する企業集団を目指すイオンのIT活用によるグループマネージメント
P-12
Barclays Bank PLC
Matt Harris 氏
商品からお客様中心主義へ
P-19
Belgacom
Wim Casteur 氏
顧客対応データをCRMアプリケーションに取り込む方法
P-20
トーマツ コンサルティング株式会社 
松下 芳生 氏
RFIDが描く未来と追いかける現実
− 顧客中心企業へのシナリオとは −
P-21
日本NCR株式会社
押田 賢一
マーケティング・ソフトウェアの最新版
Teradata Relationship Manager Version 6の概要と活用について